『アニメーション・アンダーグラウンド』~映像の根源への旅③~
『アニメーション・アンダーグラウンド』~映像の根源への旅③~
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  • 2012.10.29
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さて、その『TOKYO LOOP』でスーパーバイザーを務められたのが、日本を 代表するイラストレーターであり、アニメーション作家である古川タクさん。プログ ラム後半は、その古川さんの特集上映です。古川タクさんの作品は、60年代から現 在まで数十本に及びますが、私が好きな作品、なおかつ山陰の人に見てほしい作品を 選びました。古川さんから「良いセレクションだ。」とは別に言われませんでしたが (泣)、久里洋二さんのアトリエから独立後の、サイケデリックの色濃い『ニュー ヨーク・トリップ』から、70~80年代の『驚き盤』『コーヒー・ブレーク』と いった傑作群を経て、90年代以降の円熟の境地に至るまで、年代順に並べた、なか なか良いプログラムだと自負しております。古川アニメの特徴は、実験的なことを やっていながらユーモラスで、見ていて楽しいということだと思います。すべて手描 きの、チリチリ動く線、可愛いキャラクター、行き届いた音響処理、どれをとっても 一目で古川作品だとわかります。 現在古川さんは、日本アニメーション協会会長、東京工芸大学客員教授、文化庁メ ディア芸術祭アニメーション部門審査委員長と、いくつもの要職に就かれています が、ご本人はまったくエラい人という感じはなく、オモチャに囲まれて仕事する、少 年のような方です。11/3(土)は、どうぞ古川さんに会いに来てください。